葉酸サプリの効果と副作用!いつからいつまで飲む?妊娠前?妊娠初期?妊娠中?
妊活・妊婦さんに摂取を推奨されている「葉酸」。
この葉酸にはどんな効果・効用があるのでしょうか?
摂取には食べ物や葉酸サプリメントがありますが、摂取方法はどう考えたらよいのでしょうか?
また、葉酸サプリにはどんな副作用があるのかわからないと飲むのも不安ですよね・・・。
葉酸サプリはいつからいつまで飲むのがベスト?妊娠前?妊娠初期?妊娠中?
今回は葉酸と葉酸サプリに関する正しい知識についてご紹介します!
葉酸の効果・効能とは何?
葉酸は、ビタミンB群の一つ。
もともとはほうれん草から発見された栄養素です。
葉酸を多く含む食べ物には、緑黄色野菜、果物、レバー・・・・があります。
どれもカラダによいと言われているものです。
さて、この葉酸にはどんな効果・効用があるかというと・・・
・細胞の増殖
・臓器の形成
に大きく関わっています。
人のカラダというのは、細胞分裂によってざまざまな臓器を作り出しているわけですので、これだけでも大切な栄養素であることがわかりますね!
とくに赤ちゃんを産むときには、より多くの細胞分裂が必要となります。
自分が生きるためだけでなく、もう一つ命を生み出すために細胞が活発になる必要があるのです。
そうした理由から、「赤ちゃんのビタミン」とも呼ばれています。
厚生労働省が葉酸摂取を奨める本当の理由は?
葉酸の効果・効能から国の中枢機関である厚生労働省では妊活時の葉酸摂取を推奨しています。
しかし、推奨しているのはプラスの理由だけでありません。
実は・・・・・・
葉酸を摂取しないことによるマイナスリスクもはらんでいるのです。
どういうことかというと、【神経管閉塞障害】の発症が怖いのです。
神経管閉塞障害とは、脳や脊髄が正しく成長できなくなる先天異常です。
この疾患例としては、大きく「二分脊椎」「無脳症」があります。
以下、表で説明しますね。
■二分脊椎 |
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本来皮膚や骨におおわれている脊髄が、背中に露出してしまう疾患。 この病気で生まれてきた赤ちゃんは、すぐに修復手術が必要です。 水頭症、キアリ奇形、嚥下障害、歩行障害といった深刻な合併症も発症しやすくなります。 |
■無脳症 |
神経管が塞がってしまうことで脳が正常に作られなくなる疾患。 脳が形成されていないと生きていくことができないため、流産や死産となります。 |
これらを読んでわかる通り、神経管閉塞障害はかなり深刻です・・・・・。
このため、国をあげて、葉酸摂取を推奨することで、赤ちゃんの病気を防ごうとしているのです。
脅すようなことを書いてしまいましたが、このことは厚生労働省の資料(PDFリンク)にも載っています。
ただし、神経管閉塞障害は決して高い確率で発症するわけでありません。
過去のデータでは、その発症率は1万人に対して5人程度です。
それでも年間500~600人は発症しています。
2017年の調査では妊婦の葉酸不足でリスクが高まる先天障害が改善していない(毎日新聞参照)こともわかりました。
これは妊娠前後の時期に葉酸を摂取する必要があることの重要性が浸透していないことを意味しています。
葉酸は摂取したほうがよいではなく、摂取しなければいけない栄養素なのです。
葉酸の摂取方法に関する意外な事実
私は自分の妊活時にこうしたさまざまな情報を知って、「食べ物からしっかり葉酸を採ろう」と考えました。
葉酸サプリがあることは知っていましたが、自然食材から摂取するほうがよいに違いない、と。
ところが・・・・・
さらに調べるうちに、この考えは間違えであることを知って愕然としましたw
実は、葉酸には大きく2種類あります。
・プテロイルポリグルタミン酸(天然葉酸)
・プテロイルモノグルタミン酸(合成葉酸)
長ったらしいので、別に名前を覚える必要はありませんw
大事なことは次からです。
自然食品中の葉酸である「プテロイルポリグルタミン酸」は全体の50%しか体内で利用されません。
しかし、化学合成された葉酸である「プテロイルモノグルタミン酸」は全体の85%も有効活用されます。
そう、葉酸は意外に自然食品から摂取しにくいのです。
その一方で・・・・
厚生労働省では妊婦さんは食事から「480マイクログラム(サプリの場合は400マイクログラム)」の葉酸を摂ることを推奨しています。
しかし、この量を食事で摂取できている妊婦さんは全体の13%にすぎないそうです。
なので、「化学合成された葉酸=葉酸サプリメント」から摂取することがとても重要なのです。
厚生労働省でも食事だけで適正量を摂取するのは無理なので、サプリで摂取すべきと語っています。
きちんとした知識を付けないと、間違ってしまいそうなことですね((φ(..。)
葉酸サプリに副作用はある?
さて妊活に推奨される葉酸サプリですが、副作用はないのでしょうか?
大切な赤ちゃんに関わることだけに気を使ってしまいますよね・・・。
実は過去には葉酸サプリにはガン発生の疑いを指摘されたことがありました。
しかし、その後の研究でこの関連性は否定されました。
ただし、摂取しすぎはいけません。
摂取しすぎによって、以下の副作用が出ることがあります。
・吐き気
・むくみ
・食欲不振
・発熱
・不眠症
また、2016年5月に米ボルチモアで開催された国際自閉症学会(IMFAR)では、葉酸(とビタミンB12)の過剰摂取によって自閉症児が産まれる確率が上がることが発表されました。
しかし、同研究グループでは「妊婦はサプリメントを中止すべきではない」ということも強調しています。
これは葉酸の適正量摂取は自閉症児が産まれる確率が低くなることも判明しているからです。
葉酸サプリの適正摂取量は?
葉酸サプリの1日当たりの摂取量は・・・・
妊娠の1カ月以上前から妊娠3カ月までの間で400マイクログラムが適切量だと厚生労働省では紹介しています。
さらに、1,000マイクログラム以上の過剰摂取はいけないとも説明しています。
1錠にどのぐらいの葉酸が入っているのかをきちんと確認し、摂取量は守らなくてはいけません。
カラダにいいものだからといって、くれぐれも飲み過ぎないようにして下さいね。
飲み過ぎは時にカラダの毒となってしまうので、1日の摂取量を必ず守りましょう。
葉酸サプリはいつからいつまで飲むのがベスト?
では、葉酸サプリはいつからいつまで飲むのがベストなのでしょうか?
妊娠中や妊活中の方だけでなく、女性自身が葉酸を摂取するのはとても良いことです。
妊活を始めたら飲んでもOKなので、習慣づけるためにも日頃から飲んでおくといいでしょう。
厚生労働省は、受胎前後(妊活期)~妊娠初期(12週あたり)に特に積極的に摂るように推奨しています。
つまり、摂取量は調節したほうが良いということですね。
また、葉酸サプリを飲むタイミングは以下を推奨されています。
・葉酸を効率よく取り入れたい場合は食間
・胃腸の働きが弱い人は食後30分以内
胃腸の働きが弱い方が空腹時にサプリを摂取すると溶けにくく、胃に負担がかかってしまいます。
つわりが酷い方も胃腸へのストレスがかかり、胎児に良くないので、食後に飲むのがオススメです。
今回はとても大事なことを書きましたが、いかがでしたか?
ぜひ妊活に活かしていただければと思います。
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1日の必要量は400マイクログラムですので、きちんと摂取していきましょう!
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