産後クライシスのセックスレスが危険!旦那の浮気で離婚も!改善・相談方法は?
近年よく耳にするようになった「産後クライシス」という言葉、ご存じですか?
産後クライシス、旦那の浮気が増えて離婚危機に悩む方が急増しています。
産後クライシスとは何か?セックスレスなどの症状、さらに原因・解決・解消・改善・相談方法などについてまとめました。
産後クライシスとは?
産後クライシスとは、「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況」という意味があり、2012年頃にNHKの中で提唱された造語です。
産後=出産後
クライシス=危機、局面、崩壊
厚生労働省が、母子家庭を対象に調査したところ子供が0~2歳の時の離婚が最も多くなっていました。
次いで3~5歳の時の離婚と、子供が幼児期の時の離婚が非常に多くなっているのです。
また、出産後は女性のほうがパートナーに対しての愛情が早く下がっているという調査も出ているようです。
好きな人と結婚して好きな人と子供を育てる、考えればすごく幸せな未来です。
いざ出産してみると、夫が非協力的だった、理想と現実のギャップに悩まされてしまうことも少なくありません。
昔は一度結婚すると愛情が冷めても結婚を継続させるという風潮がありました。
しかし近年では、愛情のない相手といても幸せなのか?と考えるようになり、結果離婚してしまう夫婦が急増しているのです。
そのため、産後クライシスという現象が注目されるようになりました。
もちろん、産後クライシスが「なかった」夫婦もたくさんいます。
それはそれで問題がないことですので、神経過敏になりすぎる必要はありません。
ただ、割合としては増えているので、できれば妊娠前に知識を得ておいて損はないかなと思います。
産後クライシスはセックスレスが危険な症状
では実際に産後クライシスではどのような症状が出るのでしょうか?
・夫にも育児や家事の手伝いをして欲しいと思うことが多くなった |
一般的には、上記の症状が産後クライシスだと言われています。
自覚があまりない状態で、いつの間にか出てしまうことが多い症状ですね。
そのへんがこじらせると危険だというふうに言われています。
中でも直接、産後クライシスに結びつきやすい症状がセックスレスです。
女性の場合、出産後はホルモンバランスの関係もあり、セックスレスでも全く平気になったりします。
しかし、男性の場合はそうはいかず、妻に求めるのですが拒否されて浮気してしまう・・・というケースは少なくありません。
旦那の浮気が原因で離婚というのも近年急増している現象です。
親になる自覚を持たなければいけないのに・・・・・・なぜか逆の方向に行動してしまうのが特徴ですね。
産後クライシスの原因は?
どうして産後クライシスになってしまうのでしょうか?
その原因をまとめました。
ホルモンバランスの変化 | 妊娠から出産にかけて増えた黄体ホルモンが出産後は一気に減少します。 妊娠中だけでなく出産後もホルモンバランスの急激な変化があるため、感情の起伏が激しくなってしまいます。 また、母性本能がより強くなるため、夫よりも子供という気持ちが強くなってしまうのです。 |
友人との関係性 | 結婚して子供がいるという友人の場合は問題ありませんが、結婚してない、子供がいないといった友人には愚痴を言いづらくなってしまいます。 会話のネタもどこかすれ違いが出てしまい、友人関係にストレスを感じてしまうのも原因の一つです。 |
ライフスタイルの変化 | 妊娠中はまだ自分や夫との時間を大切にすることが出来ました。 しかし、出産後は全てが赤ちゃん中心の生活に変化します。 赤ちゃんが泣けば自分が寝不足でもミルクをあげなくてはいけない、家事をしなくてはいけない、といったライフスタイルの激変にストレスを感じてしまいます。 |
夫が非協力的 | テレビで話題になっているイクメン、自分の夫もイクメンになってくれるものだと過剰に期待しすぎてそのギャップにイライラを感じてしまいます。 また、出産後の大変な時期を理解してもらえない、夫は父親の自覚がないなど、赤ちゃんが産まれたことで色んな不満が出てきてしまうのです。 |
夫婦のコミニュケーション不足 | 女性は育児に必死になり、夫は外で浮気をする・・・、夫は妻と子を持ったことで安心し、愛情表現をしなくなる、など夫婦のコミニュケーション不足も産後クライシスの原因の一つになっています。 |
女性は出産すると、どうしても子供中心の生活になり、パートナーとのコミニュケーション不足が出てきてしまいます。
家事も育児もしなくてはいけないので、本当に大変です。
男性って、いつまでも子供な部分があるので「なんで俺はかまってくれないんだ!」なんて幼稚なことをいってきたりもします。
子どもと夫、まるで二人の子供を世話しているような感じですよね(*_*)
産後クライシスの解決・解消・改善方法
では、産後クライシスを解消・改善したり解決するにはどうしたらいいのでしょうか?
実家に頼ってみる | 夫と一緒に実家に頼ってみると、少し余裕が出来て話し合える時間も作れます。 実家に行くときは、夫婦でいくようにしましょう。 どちらか片方というのは、余計に溝を深めてしまう原因になってしまいます。 |
夫婦で話し合いをする | 物にあたったり、思ったことをそのまま口にするのではなく、お互い何をどうしていきたいのか、どうしたいのかをきちんと話し合いましょう。 コミニュケーションを取ることで、産後クライシスを対処出来ます。 |
パートナーの頑張りを認めてあげる | 何もかも完璧に出来る人はいません。 相手を思いやり、相手の頑張りを認めてあげることが大切です。 ちょっとした一言をかけるだけで気持ちもかなりかわりますよ。 |
夫にしっかりと伝える | 出産後の女性の体、気持ち、育児の大変さを夫にきちんと伝えましょう。 この時、横柄な態度をとるのではなく相手に理解してもらえるように話すことが大切です。 |
夫婦で産後クライシスについて学ぶ | 自分一人で抱え込むのではなく、夫婦で産後クライシスについて学んでみましょう。 どうして産後クライシスになるのか、夫婦で理解し合える、共有し合えるというのは重要です。 |
簡単そうでなかなか難しいのですが、向き合うということから始めていきたいところです。
「いまさら恥ずかしいなぁ・・・」なんて思うかもしれません。
子供が産まれると、男女の感情ではなく家族に近づくので、当たり前のことが言えなかったりします。
子供を寝かしつけた夜の時間に、二人でゆっくりと話す時間を作ってお互いの意見や気持ちを伝え合っていきたいですね。
産後クライシスはカウンセラーに相談してみよう
産後クライシスになると、夫と話もしたくない、近づきたくもない、なんて嫌悪感を抱いてしまうこともあります。
夫婦2人での話し合いでは、余計にこじれてしまうことも・・・。
そんなとき、産後クライシス専門のカウンセラーに相談することが出来ます。
カウンセリングといってもいろいろな方法があります。
電話カウンセリング |
なかなか決断できないことも、第三者に相談することで円満に解決出来ることもあります。
夫婦だけでどうにかするのではなく、誰かに相談するというのも一つの方法です。
カウンセリングは対面だけでなく、電話やスカイプといった方法も主流化していますし、家に出張サービスしてくれるところもあります。
カウンセリングは1時間5000円前後が相場だと言われています。
訪問の場合だと別途出張費が取られたりしますが、月額制や必要な分だけといったいろいろなプランもありますので、自分の環境に合わせて、自分にあった方法でカウンセリングを利用してみると、解決の糸口が見つかるかもしれないですよ(^-^*)/
産後クライシスはどの夫婦でもなり得る
管理人の私も産後クライシスになったことがあります。
産婦人科などにある「パパママ学級」って、育児のことしか教えてくれないんですね。
産後クライシスのことは教えてもらえませんでした。
産まれてくる我が子、夫婦揃ってドキドキ楽しみにしていたものです。
しかし、実際産まれてくると、特に初産は何もかもが初めて。
育児に必死なので、パートナーのことなんて構ってられません・・・。
それでもパートナーは夜の生活を求めてきますが、そんな気力も起こらないので断っていました。
そんな生活が続くと、夫もだんだん家にいる時間が少なくなり、携帯ばかり気にするようになりました。
我が家は浮気まではいきませんでしたが、女性と連絡を取り合っていたんです。
自分たちではどうにも出来ない、とカウンセリングを受けました。
ここで自分たちが産後クライシスなんだというのを、ハッキリと教えてもらいます。
1日でどうにかなるものではなかったので、何日か通い、家では夫婦の時間を作るように努力しました。
すぐに改善されることはなかったのですが、時間がかかってでも理解しあうためにお互いが頑張ったと思います。
産後クライシスは、家族を築くための試練だと思っています。
むしろ、産後クライシスをしっかりと理解して乗り越えれば、きっといい家庭が作れると思います。
産後クライシスにならないために・・・
産後クライシスは、夫婦の問題でありどちらか片方がどうにかして改善されるものではありません。
女性の場合は「私ばっかり!あなたもたまにはやってよ!」とつい喧嘩口調になっていませんか?
男性の場合は「俺は仕事をしてきてるんだから」と亭主関白気味になっていませんか?
夫婦というのは元は他人なのでぶつかることもあります。
どんなに仲の良い身内でも、意見が食い違ったりするぐらいです。
でもそこで思ったことを全て口にするのではなく、お互いが思いやる気持ちが大切だと思います((φ(..。)
言い方一つで印象ってずいぶん変わりますよね?
「いつもお仕事お疲れ様。疲れているところ申し訳ないんだけど、ちょっとこれだけ手伝ってほしいな」
「いつも育児お疲れ様。少ししか力になれないけど出来ることある?」
相手を思いやる気持ちをもって接すれば、きちんと相手にも伝わって理解してくれると思います。
お互いの気持ちを溜め込まず、夫婦で話し合える時間をこまめに作ってみてはいかがでしょうか。