マタニティーマークへの不快や嫉妬の対処法は?妊婦にはいつから配布?
妊娠している妊婦さんがつける「マタニティーマーク」に不快感や嫉妬心を覚える人が増えてきています。
それにより、マタニティーマークを付けない妊婦さんが急増しました。
なぜマタニティーマークが不快だと言われるのでしょうか?
マタニティーマークはいつから付けるもので、どこで配布されているのでしょうか?無料なのでしょうか?
今回はマタニティーマークの使い方について考えてみました。
マタニティーマークってどんなもの?
まだ認知度が低いマタニティーマークですが、何となく見たことがある方も多いかもしれません。
マタニティーマークは、自治体や配られる場所によってデザインが多少違いますが、基本形は上記のようなマークになっています。
「お腹に赤ちゃんがいます」というのを知ってもらうためのものですね。
このマタニティーマークは、2006年(平成18年)に厚生労働省が公募したデザインにより決定されました。
が、実はマタニティーマークってもう少し前からあったのです。
元は1999年に、フリーライターの村松純子さんという方が「BABY in ME」というマークを発表しました。
妊娠初期はとにかく流産に気をつけないといけない時期なのですが、お腹はまだ出てこないので見た目からでは妊婦なのかどうかわかりづらいものです。
それをわかってもらう方法はないか、と考えた時にマタニティーマークを思いついたのです。
ここから、民間団体や自治体でいろいろなマークが作られていきましたが、デザインが一定ではなかったので認知度が上がって行きませんでした。
そこで、統一したデザインの策定の声が上がり、2006年に厚生労働省で公募して基本のデザインが決まったのです((φ(..。)
マタニティーマークが周りを不快にさせり、嫉妬心を呼んでしまう?
周りに妊娠しているということを知ってもらうためのマタニティーマークですが、世間の対応はかなり冷たいのが現実・・・。
「マタニティーマークが不快!」という声があがっているのです。
これには以下の様な理由がありました。
・マタニティーマークを付けているから席を譲ってもらえて当然!みたいな態度が目につく
・私は妊娠しているんだから何もかも優先されて当たり前という態度が嫌
・妊娠できない人にとって幸せ自慢しているように思えて嫌
・本当は妊婦でもないのに、付けている人を見たことがある
実は私も目にしたことがあるのですが、マタニティーマークをつけていて「私は妊娠してるんだから、そこの席あけなさいよ!」ということを言っている人がいました・・・。
確かに、妊婦さんってすごく大変です。
でも、それを周りに押し付けて、何もかも優先されて当たり前という態度は気分がよくないものです。
妊婦さんが全員そんなことをしているわけではなく、ごく一部なのですが、そういう場面に一度でも遭遇してしまうとみんな同じ目でみられてしまうんですよね・・・。
それに、こういう出来事ってすぐにネットに上がってしまう時代です。
「今日マタニティーマークつけた妊婦が図々しかった!」なんて書かれたら、あっという間に広がってしまうんです。
自分は謙虚にしていても、不快な目で見られてしまうのは辛いものです・・・。
また、妊娠できない人、不妊治療をしている人から嫉妬心で嫌がらせされるというのもあるようです。
気持ちはわかりますが、これだけはどうにもならないところですね・・・・・。
マタニティーマークを付けない妊婦さんが急増中!
マタニティーマークが周りを不快にさせてしまう、ということから、マタニティーマークを付けない妊婦さんが増えています。
・マタニティーマークをつけていたら邪魔者扱いされた
・ネットに「幸せ自慢している」というコメントがあって付けるのをやめた
・マタニティーマークをつけていたらお腹を殴られた
・「妊婦が電車に乗るな!」など罵声を浴びせられた
など、マタニティーマークをつけて妊婦ということが周りに知られることで、嫌な思いをしてしまったという情報を見てしまった、実際に経験したために付けないという方が増えているようです。
また、妊娠を望んでいるのに出来ないという人の嫉妬から突き飛ばされた、蹴られたという声もありました。
こういった怖い口コミを見てしまうと、どうしても付けるのを躊躇してしまいますよね・・・。
そのため、マタニティーマークは少しずつ改良されて、大きめだったものが一回り小さくなってきています。
今後、妊婦さんがもっと使いやすくなるためにいろいろ見直しはされていくのではないでしょうか。
マタニティーマークはいつからつけられる?配布場所は?
このマタニティーマーク、知らない人は「いつからつけるものなの?」「配布場所は?」という疑問が出てきますよね。
・マタニティーマークは妊娠初期から付けてOK!です。
お腹が膨らみだすと、妊婦さんかな?と見た目でわかりますが、妊娠初期は周りからは全くわかりません。
だからこそ、大事な妊娠初期には付けておくべきものです。
また、マタニティーマークは
・JRや大手私鉄の主要駅で入手する
・母子手帳配布時にもらう
・雑誌などの付録についている
といった方法で配布されています。
母子手帳配布時のものは、地域によって異なりますので、最も手軽な入手方法としては「雑誌」についているものがオススメ。
たまごクラブなどについていますよ(^-^*)/
もしもの時のために付けておくと安心だけど・・・
マタニティーマークは、もしもあなたが緊急を要する事態になった時に助けてくれます。
例えば、倒れてしまった、事故にあってしまった時など、妊婦さんだとわかれば対処法が変わってきます。
そうはわかっていても、これだけ世の中がマタニティーマークに冷たいと・・・・・(;_;)
あくまで妊娠経験を持つ個人的な意見ですが、私はマタニティーマークを付けなくてよいと思っています。
これだけ「マタニティーマークを見て不快になる」ということがマスメディアにも取り上げられるようになって、二次被害に怯えるようになるのも精神的によくないからです。
ただし、外出中に体調の変化がいつ出るかはわかりません・・・・・。
なので、体調変化はいつでもあり得ると思って、助けを求める声をあげる覚悟だけはしておくということですね。
そこは自分のためだけでなく、赤ちゃんのためでもあるので頑張りましょう。
それで十分かなと思います。
あと、マタニティーマークをお守り代わりにするという考えもあるかな、と。
かばんの内側につける、かばんの中に入れておく、財布につけておくなど、さりげないところでも持っておくと安心かもですよ♪