精液の量が少ない原因を徹底解説!病気・加齢・ストレス・疲労?平均・目安は?
射精した後に、精液(精子)の量が少ない・・・?と感じたことはありませんか?
精液が減ってしまう原因とは?少ないとどんな影響があるのでしょうか?
男性不妊の原因にもかかわるだけに、精液の平均、目安とともに、少ない原因について徹底解説していきます!
精液の量が少ない?と感じたら・・・
ふとした時、「精液が少ない・・・」と思ったことがありませんか?
いつもより少ない、今までより明らかに量が減っている・・・、原因がわからないとすごく不安になりますよね。
妊活をしている方も妊活をしていない方も、精液が少ない・・・と感じたらこの記事をぜひ最後まで読んでみてください。
精液と精子の違い
そもそも、精液ってなんでしょうか?
精子と同じだと思っている方も多いと思うのですが、精液と精子は異なります。
簡単に言うと以下の違いがあります。
・精子→精液の中にあるもの男性の生殖細胞
・精液→酸性に弱い精子を保護する役割を持つアルカリ性の液体
精液の中にいる精子は約1%と言われており、99%は30%が前立腺液で、70%が精漿液と呼ばれる液体で作られています。
精子はアルカリ性に弱く、女性の膣内にそのまま入ってもすぐに死滅してしまいます。
前立腺液で精子を守り、精漿液は精液が動くための燃料の役割をしているのです。
精子の仕組みについてはさらに以下で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
■精子の平均寿命と仕組み!受精可能期間は?空気に触れるとどうなる?
精液の量の平均や目安はどのぐらい?
精液の量はかなり個人差がありますが、一般的な平均は2~6ml程度だと言われています。
多くの方がだいたい2mlだそうです。
といっても、数字だけではわかりづらいですよね・・・。
2mlは目安としてティースプーン1杯ぐらいだそうです。
ティースプーン1杯分ぐらい出たら平均的な精液の量になります。
ちなみに、精液は約3日間で貯蔵量が最大になると言われています。
精子は1回の射精で1億~4億個が放出されますが、1日に作られるのは5000万~1億個程度になっています。
精液に関しては3日間で満タンになりますが、精子は5~7日間かかってしまうということですね・・・。
射精時に精液が少なくなる原因
では、射精時に精液が少なくなる原因を以下でまとめていきますね!
原因その1:加齢によって睾丸が小さくなる
まず、男性の精液というのは年齢を重ねるごとに少しずつ少なくなっていきます。
男性の精子を作り出す睾丸(精巣)の容積が加齢によって小さくなっていくためです。
年齢を経ることによる睾丸の平均容積は以下の通り。
年齢 | 睾丸の平均容積 |
---|---|
20代 | 14.28ml |
30代 | 17.29ml |
40代 | 17.77ml |
50代 | 15.80ml |
60代 | 16.00ml |
70代 | 12.88ml |
※週刊ポスト2014年10月24日号より引用
30~49代をピークに大きく、それ以降はどんどん小さくなってしまいます。
精液だけでなく、精子の量も少なくなっていきます。
さらに具体的にいうと、正常な形態の精子数も1年で0.2~0.9%ずつ減少していきいます。
そして加齢とともに精液量は1年で0.15~0.5%ずつ減少してしまうのです。
原因その2:ストレスや疲労など
意外に多いのが、ストレスや疲労からくる精液の減少です。
現代人は非常にストレスを抱えやすく、それが身体に出やすくなっています。
体調が悪かったり、身体が元気でない時は、精液の量は減ってしまいます。
特に、30~40代は精液の量がピークだと言われていますが、その年齢は仕事による負担も大きい時です。
仕事が忙しく食生活が不規則になってしまうことも原因の一つになっているのです。
原因その3:射精回数が多い
原因のその3として、射精回数が多いということが原因の可能性もあります。
前述したように、精液は3日で貯蔵量が最大になります。
3日より前に射精していれば貯蔵量が最大になっていないため、出てくる精液の量は少なくなってしまいます。
前回の射精よりも時間が短い時は、少ないのが普通ということですね!
原因その4:病気による減少
精液が少ないのは、病気から来ている可能性もあります。
主に精液が少なくなる病気は以下の3つがあげられます。
逆行性射精 | 射精をする際、尿が出ないように尿道が閉じるのが正常です。 しかし、うまく機能しないと射精した精液が膀胱に逆流してしまい、外に出てこなくなってしまいます。 |
---|---|
乏精子症 (ぼうせいししょう) |
精液の中の精子の量が非常に低くなってしまいます。 原因は生活習慣や、ほかの病気の影響などがあります。 しかし、検査してもはっきりとした原因がわかりづらい病気です。 |
精索静脈瘤 (せいさくじょうみゃくりゅう) |
精巣の静脈に血液が逆流しているために起こってしまいます。 原因は、静脈が拡張して「こぶ状」になり、精巣の温度が高くなって精子にとって生きにくい環境になってしまいます。 それにより、精子の生産の障害が出てしまいます。 |
多くは逆行性射精か乏精子症だと言われています。
原因をしっかりと突き止めるには、病院に行って精液・精子検査をする必要があります。
精液が少ないと不妊の原因になる
では、精液が少ないとどうなってしまうのでしょうか?
精液が少なくなるというのは重要な問題でもあります。
・不妊の原因になる
・「テストステロン」が減る
・射精した時の快感が少なくなる
テストステロンというのは、男性ホルモンのことで、なんと95%は股間部で作られています。
男性にとって重要なホルモンであり、精液が減ればテストステロンも減ってしまいます。
そして、妊活をしているのに妊娠しない・・・というのは男性の不妊が原因の可能性もあります。
精液の量が少なければ妊娠もしにくく、不妊につながってしまいます。
さらに、性交をした時の快感も少なくなり、性欲も衰えていきます。
性欲が衰えると、精子を作る機能も衰えてしまい、結果不妊につながってしまうのです。
精液が少ないと思ったら病院に相談してみよう
精液が明らかに少なくなっている、性欲が落ちてしまっている・・・と感じたら、まずは一度病院に行ってみたほうが良いでしょう。
やはり怖いのは病気です。
気が付かないうちに不妊につながってしまう可能性もありますので、原因を突き止めるためにも行っておいたほうが安心です。
ただ、病院にいく前に自分で精子検査をすることも可能です。
病院は恥ずかしいな・・・という方、仕事が忙しくてなかなか行けない・・・という方はぜひ以下の記事もチェックしてみてください!
さらに、精液・精子の量を増やすための運動・食事・サプリメントというのもあります。
病院に相談するよりもまずは自分でやれることをやってみるのも一つですね!
以下で、精液・精子の量を増やすための方法をまとめました。
■精液・精子の量を増やすための運動と食材とサプリ講座!亜鉛・マカを効率よく摂取しよう!
日々できることをコツコツ続けることも大切ですね♪
まずは手軽な方法からチャレンジしてみてください。