双子の妊娠!一卵性・二卵性の違いは?エコーはいつから?お腹の大きさは?
双子を妊娠と言っても、一卵性双生児と二卵性双生児があります。
この違いとは何でしょうか?
また、エコーでは双子だとわかるのはいつからなのか、すぐわかるのでしょうか?
お腹の大きさも気になりますよね!
今回は双子を妊娠した時の基礎知識をまとめてみました。
双子を妊娠したい!妊娠するには?確率はどのぐらい?
妊娠はいろいろな奇跡が重なっています。
通常、一人の妊娠でも「健康で若い男女が排卵日を狙って、自然妊娠出来る確率は約20~25%ほど」だと言われています。
これが双子となるとさらに大変ですよね。
確率は格段に下がってしまいます。
では、双子を授かる確率はどのぐらいなのでしょうか?
双子を絶対に妊娠する方法はあるのでしょうか?
双子を妊娠する方法とその確率を別記事で書いています。
■双子を妊娠したい!自然妊娠で双子を産む方法と確率を上げる方法
一卵性双生児・二卵性双生児の違いとは?
双子といっても、一卵性双生児・二卵性双生児という違いがあります。
それぞれの違いをまとめてみました。
一卵性双生児 | 生きた卵子1個と生きた精子1個が出会い、細胞分裂の際に受精卵が2つになって着床すると一卵性双生児になる |
二卵性双生児 | 生きた卵子2個と生きた精子2個がそれぞれで出会い、受精した二卵が同時に子宮壁に着床すると二卵性双生児になる |
実は私も勘違いしていたのですが、1個の卵子と2個の精子が同時に受精するから一卵性双生児というのは間違いなんです。
実際は、卵子も精子も1コずつで受精し、早い段階で細胞分裂をしている時に受精卵が2個にわかれて出来るのが一卵性双生児なのです。
そのため、一卵性双生児はDNA・血液型・性別が全く同じで、顔も体型もそっくりです。
極稀に一卵性双生児でも性別が異なることがあるようですが・・・。
そして、二卵性双生児は卵子も精子も2個なので、DNA・血液型・性別も違う場合があります。
誕生日が同じ姉妹・兄弟という感じですね。
ですので、似ている度合いは一卵性双生児に比べてそっくり!というほどではないと思います。
また、双子の妊娠には「膜性」と呼ばれるものもあります。
膜性の種類を以下でまとめてみました。
一絨毛膜一羊膜(MMツイン) | 胎盤×1、羊膜×1 ◆一卵性のみで胎盤も羊膜も1つを共有しているので、かなりハイリスク。 全体の1%以下の極稀に起こるタイプです。 |
一絨毛膜二羊膜(MDツイン) | 胎盤×1、羊膜×2 ◆一卵性のみで、受精後4〜8日で着床した場合。 羊膜は2つですが胎盤は1つなので、MMツインよりはリスクが低いものの、ハイリスクなタイプです。 一卵性双生児の6~7割がこのタイプになります。 |
二絨毛膜二羊膜(DDツイン) | 胎盤×2、羊膜×2 ◆まれに一卵性でもありますが、基本は二卵性のみに該当します。 胎盤も羊膜もそれぞれで持っているので、リスクは低めのタイプです。 |
二絨毛膜二羊膜・融合胎盤 | 胎盤×2、羊膜×2 ◆一卵性・二卵性共にあるタイプで、一卵性の3~4割を占めています。 きちんと2つあるものの、何かしらの原因で胎盤に融合が起きます。 |
胎盤を共有するタイプは「双胎間輸血症候群(そうたいかんゆけつしょうこうぐん)」というトラブルが起こることがあります。
本来、互いの血液が両方の胎児の間を行ったり来たり流れてバランスがとれているのですが、このバランスが崩れたときに起こってしまいます。
双胎間輸血症候群は、片方の胎児だけでなく両方に影響が出てしまうのが特徴です。
そのため、単胎の妊娠よりも検診に通う頻度が高くなる場合があります。
エコーだといつからわかる?
妊娠して、あまりにも悪阻がひどかったり症状がひどいと「もしかして双子かな?」なんてドキドキします。
双子を望んでいる方にとっては、単胎でももちろん嬉しいですが、双子を授かれたのか気になりますよね!
エコー検査では、妊娠5週頃で胎嚢、妊娠6~7週頃で心拍が確認できるようになります。
一卵性双生児は1つの受精卵→1つの胎嚢→2つの心拍
二卵性双生児は2つの受精卵→2つの胎嚢→2つの心拍
双子の場合、一卵性双生児と二卵性双生児でわかる時期が少しズレますが、大体は妊娠6~8週目ぐらいの心拍がわかる時期に単胎か双子か判明することが多いようです。
ただ、例外もあり、双子でも3ヶ月までわからなかった、なんてこともあります。
小さくて確認できなかったりしますので、6週目付近で双子ではなかったと言われても、可能性は0ではありません。
双子を妊娠するとお腹の大きさはどのぐらい?
双子を妊娠すると、お腹の大きさはどうなるのでしょうか?
双子を妊娠した場合、お腹の大きさは単胎の+3ヶ月ほどになっていきます。
3ヶ月目の単胎妊娠の時と比べると、既にお腹がはっきりと出始めます。
最終的には腹囲は100センチ以上になるため、大きめのマタニティ服でないと入りません。
単胎に比べて、お腹の大きさは一目瞭然というほど違います。
大きくなるにつれて、栄養や鉄分をどんどん取られていきますので貧血が頻繁に起こりやすくなります。
母子健康でいるために、しっかりと栄養のある食べ物を食べてくださいね。
また、臨月は本当に大変なので、周りに協力してもらいながら出産の準備をし始めましょう。