無精子検査を自宅でする方法と費用！無精子症でも妊娠可能？

不妊の原因は女性だけでなく、男性の「無精子症」も関係しているケースがあります。
病院で検査するのが恥ずかしい・・・という方に、自宅で検査する方法はあるのでしょうか？
病院での費用はどのぐらいかかるのでしょうか？

また、無精子症でも受精・妊娠して赤ちゃんが出来るという通説を覆す事例が出てきましたので、ご紹介します！

無精子症とは？

妊活をしていても子供が出来ない・・・という場合、女性の不妊症だけでなく、男性の精子にも原因がある場合があります。
この多くが無精子症と言い、精液中に精子が全くない状態になっています。
男性の100人のうち1人は無精子症とも言われるほど、近年では増加傾向にある症状です。

無精子症には閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症の2タイプがあります。
それぞれの症状と違いは次の通りです。

閉塞性無精子症は、精巣内で精子は作られているのですが、精子の通り道が塞がってしまっている状態のことをいいます。
非閉塞性無精子症は、精巣内で精子が全くもしくはほとんど作られていない状態になってしまっています。

2タイプある無精子症ですが、無精子症と診断された8割の男性は非閉塞性無精子症だと言われているのです。

自宅で検査する方法はあるの？

「もしかして無精子症なのでは・・・？」
そう思っても、なかなか病院へ行くのは勇気がいるものです。
特に男性はデリケートなので、病院を嫌がるかもしれません。

とりあえず自宅で検査してから病院へ行きたい・・・、そんな方には自宅で検査できるキットがオススメです。
通販で購入できるもので、値段はピンきり。
簡易的なものであれば1000円程度、より精査したい場合は10,000円程度で購入できます。

いろいろ調査した結果の通販のオススメは、こちらの家庭用精液検査キットAです。
こういうものは正確に判定してくれて信頼性が高いものを選びたいですね。

他にも、病院へは行かずに自宅で精子を採取し、病院へ送って検査をしてくれるというところもあります。

病院へ行くのは・・・という方は、一度自宅で検査してみるのも一つかもしれませんね。
ただ、きちんと詳細に知りたい場合は、病院へ行ったほうが確実です。

無精子症の検査費用はどのぐらい？

自宅の検査でいい結果が出なかった場合、病院へ行かなくては治療する術がありません。
そうなると気になるのは、検査の費用。
あまりにも高いと検査を受けるのも不安になってしまいますよね。

無精子症の検査、というよりは精液検査といったほうが正しいのですが、精液検査の値段は病院によってまちまちです。
検査の内容にもよりますし、保険が使える、使えない、でも大きく異なります。

病院での精液検査の仕方や費用などは別途以下で詳しく書きました。

■精液・精子検査の方法・仕方！病院は？結果は？キットは？費用・料金は？

不妊の治療法で無精子症でも赤ちゃんが出来た成功例あり！

無精子症だと赤ちゃんが出来ない！と思われがちですが、実は無精子症でも赤ちゃん誕生に成功した事例が出てきました！
この事例が発表されたのは、福岡県北九州にある「セントマザー産婦人科医院」です。

非閉塞性無精子症の場合、精子が作られないことが原因なので、第三者の精子で体外受精するしかありません。

ですが、前期精子細胞を使った体外受精をすれば、無精子症であっても第三者の精子を使わずに妊娠できる可能性があり、実際にその方法で妊娠に成功したケースが挙げられています。

それはMicro-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収法)という治療法で、非閉塞性無精子症に有効な方法だそうです。
非閉塞性無精子症の男性の多くは、実は精巣内の一部で精子が形成されていることがあるとか。
精子がいそうな精細管を摘み取り、そこから精子細胞を探しだしていくことで、正常な精子が見つかることがあり、そこで体外受精をさせるのです。

難しいお話なのですが、実際にこの治療法で無精子症の方の不妊症を解決し、赤ちゃん誕生に成功した病院の治療法を以下にリンクしますね。

■セントマザー産婦人科医院　Micro-TESE　-非閉塞性無精子症に対して-

妊活をしていても妊娠しない場合、女性の不妊を疑うだけではなく、男性側の原因も考えられます。
不妊原因の全体の半分が男性側の原因と言われているほどなので、出来れば夫婦で話し合って一度病院でしっかりと検査してもらい、適切な治療をしてもらったほうがいいですね！

セカンドオピニオンというぐらいですから、病院は信頼できるお医者さんが見つかるまでいろいろいってみることをオススメします。