排卵検査薬の使い方!いつから使う?タイミングは?無排卵でも陽性は出る?
妊娠したい人が妊活を行う上で、排卵日を知っておくというのは大切なことです。
排卵検査薬(排卵日検査薬)を使うことでいつ排卵したのか、というのがわかります。
妊娠検査薬はよく聞くと思いますが、排卵検査薬はあまり馴染みがないかもしれないですね。
ここでは排卵検査薬(排卵日検査薬)の使い方・見方についてまとめました。
加えて、いつから使うのか?タイミングは?無精卵でも陽性反応が出るのか?といった素朴な疑問についても紹介します。
排卵検査薬とは?
排卵検査薬(排卵日検査薬)は「排卵日がいつなのか?」というのを予測するためのものです。
尿に含まれるLHホルモン(黄体化ホルモン)に反応して、陽性反応が出る仕組みになっています。
LHというのは、常に体内にある成分ですが、排卵直前になると最も濃度が濃くなり「LHサージ」と言われる現象が起こります。
妊娠検査薬の場合、陽性反応が出ると「妊娠している可能性がある」ということがわかります。
排卵検査薬の場合は、陽性反応が出ると排卵直前というのがわかるようになっています。
陽性反応が出た場合、24~48時間後に排卵するので、排卵を狙ったタイミング法には欠かせないグッズの一つです。
排卵検査薬はいつから使うのが正しいタイミング?
妊娠検査薬は知ってるけど、排卵検査薬(排卵日検査薬)はよくわからないという方は多いと思います。
排卵検査薬はいつから使うとより正確に結果が出るのでしょうか?
一般的には生理予定日の14日前に排卵日が来るというのはまず覚えておきましょう。
そこから、生理がきちんと定期的に来ているか、不定期なのかによって、排卵検査薬を使うタイミングは異なります。
生理周期が定期的な場合 | ・次回生理予定日の17日前から排卵検査薬を使うと、数日以内に陽性反応が出始めます。 ・より精度をあげるのであれば、20日前から使うことで排卵日を逃しにくくなります。 |
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生理周期が不定期的な場合 | ・生理が不定期な方は基礎体温表を並行して使用しなくてはいけません。 ・過去の生理開始日から最も期間が短く、最低体温日を把握します。 ・その生理予定日の17日前から排卵検査薬を使用します。 ・期間が不定期だと最短期間より短くなったり長くなったりすることもあるので、基礎体温表は必須です。 |
ちょっと難しいお話ですが、まず第一に自分の生理周期や過去の生理開始日などがわかっていることが前提です。
さらに基礎体温表もあると、使うタイミングがよりわかりやすいですね。
妊娠検査薬と違い、数日間に渡って使用し陽性反応を見ていくので、心配な方は生理が終わってから排卵検査薬を使い始めてもいいかと思います。
排卵検査薬の使い方・見方は?
排卵検査薬(排卵日検査薬)の使い方や検査結果の見方は、妊娠検査薬とあまり変わりありません。
「コントロールライン」と「テスト結果ライン」と呼ばれる2本のラインで見分けます。
実際に排卵検査薬を使って、陽性反応が出た場合のケースの動画をご紹介しますね。
使う排卵検査薬によってデザイン等は異なりますが、コントロールラインとテスト結果ラインは共通しています。
両方にはっきりとした2本の縦線が現れたら「陽性」ということになります。
コントロールラインだけに線が現れたら「陰性」で判定終了です。
また、コントロールラインに線が現れていない場合は、失敗してしまっているのでもう一度検査をしなくてはいけません。
テスト結果ラインだけが出ても同様に失敗なので、注意して下さいね。
無排卵でも陽性は出るの??
月経が来るということは排卵したということにもなるのですが、実は月経があっても排卵していない排卵障害があります。
これを無排卵月経と言い、約1割の女性に見られます。
本来、排卵が起きるとプロゲステロンが分泌され、基礎体温が上がるのが特徴です。
ですが、無排卵の場合だと、プロゲステロンが正常に分泌されずに基礎体温がずっと低温のままになっています。
排卵検査薬(排卵日検査薬)は排卵を促す黄体形成ホルモン(LHホルモン)に反応して陽性反応が出る仕組みです。
極端な話、LHホルモンが出ているか出ていないか、だけしか見ることが出来ません。
無排卵であっても排卵検査薬は陽性反応が出るので注意が必要です。
排卵したのかしていないのか、を見るものではなく、LHホルモンが反応しているからもうすぐ排卵日が来るかもしれない、ということが確認出来るだけなのです。
きちんと排卵したのか、無排卵なのかは、前述したように基礎体温で体温の変化を確認しなくてはいけません。
もし、無排卵かどうか知りたいという時は、病院へ行くと調べてくれますので安心して下さいね(^-^*)/
むしろ、無排卵期間が長いと不妊の原因になりますので、きちんと排卵しているか毎月基礎体温で確認していくのがベストです!
排卵検査薬がピークのタイミングでは妊娠率が低下する
排卵検査薬(排卵日検査薬)を使った場合、尿中LH値が20mIU/mlを超えるとLHサージが始まったと判断されて陽性反応が出ます。
陽性反応が出ると、24~48時間後に排卵すると言われています。
もしも検査薬で陽性反応が出たら最も濃い陽性反応が出た日から3日間性交渉を持つと妊娠する確率があがると言われています。
排卵日当日の方が妊娠しやすいのでは?という疑問が出てくると思いますが、実際は排卵日当日ではタイミング的に遅く妊娠する確率が下がってしまいます。
最も妊娠しやすいのは排卵日の2日前なので、排卵検査薬が陽性反応を出した時点でタイミングを取ったほうが妊娠しやすいのです。
排卵日とタイミングの取り方については別記事で詳しくまとめています。
■排卵日のタイミングの取り方!妊娠しやすい時間・体位・性行為回数は?
排卵検査薬は、正しく使うことでほぼ100%の確率で排卵日が近づいているというのがわかります。
ただし、妊娠検査薬同様に、薄い線などが出ることもありますので、見方を間違えないようにしなくてはいけません。
より正確に把握するために、基礎体温をつけながら排卵検査薬も並行して使うことをオススメします(^-^*)/