排卵日のタイミングの取り方!妊娠しやすい時間・体位・性行為回数は?
妊娠するための最大のポイントは、排卵日のときの「タイミングの取り方」。
不妊治療などでもまず医師からアドバイスされるのはタイミング指導です。
今回は、妊娠したい人が妊娠しやすくするためのタイミングの取り方をまとめていきます。
排卵日(排卵痛)のタイミング、時間、性行為後、頻度、性行為回数、体位などはどうしたらいいのか?タイミングが合わない?妊娠しない!という疑問についても解説していきますね!
妊娠するための最大のポイントは「タイミング」
妊活する上で、妊娠するための最大のポイントは「タイミング」です。
このタイミングというのは卵子と精子が出会うことを言います。
卵子が排卵される頃を見計らって性交するというタイミングが、妊娠への一番の近道です。
これは、自然妊娠だけに限らず不妊治療にも当てはまります。
不妊治療のために病院へ行ってみると、まずは性交の日を指導されます。
より妊娠する確率を高めるために、タイミング指導として言われるのです。
妊娠する確率が最も高いのは排卵日の2日前
前述にて、タイミングが重要と言いましたが、まずそのタイミングを知っておく必要があります。
最も妊娠する確率が高いのは「排卵日の2日前」です。
つまり、排卵日の2日前を狙って性交することが「タイミング法」になります。
妊娠の可能性が高くなると言われているのが、排卵日3日前から排卵日翌日までの5日間です。
実は多くの方が勘違いしているのが、妊娠しやすいのは排卵日では?ということ。
これは私もずっと勘違いをしていたのですが、排卵日当日の性交では妊娠の確率はかなり下がっているんです。
なぜかというと、卵子と精子には寿命があります。
卵子のほうが精子よりも寿命が短いので、排卵した時には既に精子が待機している状態が妊娠の確率をあげるのです。
最も妊娠しやすい時期については、さらに別記事で解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
■一番妊娠しやすい日は?排卵日・生理後・生理前?計算方法は?
精子と卵子の寿命についても、別記事でそれぞれ詳しく説明しています。
■精子の平均寿命と仕組み!受精可能期間は?空気に触れるとどうなる?
■卵子(排卵日・排卵後)の寿命!年齢で老化する?大きさ・質の良い卵子って?
また、「排卵痛が起きた時も妊娠しやすいのでは?」と言われていますが、排卵痛が起こるタイミングは正確にはわかっていません。
排卵日、排卵中、排卵後など人それぞれ異なります。
排卵日を知るために、排卵痛を目安にするというのは一つの方法ですが、排卵痛がない人もいます。
あくまで排卵痛は目安程度にし、正確な排卵日を知るためには、基礎体温をつけるようにしましょう。
妊娠するためには性交行為の回数、頻度を増やせば確率は上がるの?
妊活をしていく中で、疑問に思うことは多々ありますが、よく見かけるのは「性交の行為回数・頻度を増やせばさらに妊娠する確率があるのではないか?」ということ。
確かに、頻度を増やせば妊娠するチャンスは増えることになりますが、実際は前述のとおり排卵日の2日前が最も妊娠しやすいのです。
頻度や回数をむやみやたらに増やすのではなく、排卵日を狙って性行為の回数を増やしてみてください。
理想なのは、排卵日の5~6日前から、1日おきのペースで性交をすることです。
これを繰り返すことで妊娠の確率があがります。
体位や行為後の体勢は何がベスト?時間は?
基本的にどんな体位でも精子がしっかりと膣内に入ればいいのですが、一番は正常位の状態だと言われています。
ただし、何時がよいとか、時間をかけたほうがよいというのはありません。
行為後は、女性のおしりの下に枕をいれて10分ほど高くしておきます。
そうすることで、精液が外に流れにくくなるので、より妊娠の確率をあげることが出来ます。
また、行為後は膣内を洗ったりしなければシャワーをしても大丈夫だと言われています。
少しでも妊娠の確率を上げるために、行為後も意識してみてくださいね。
タイミングが合わないでも焦らず、夫婦で話しあおう
男性は1ヶ月に何度も射精することは出来ますが、女性の場合、卵子は排卵されるタイミングは月に1度です。
1ヶ月のうち、5~6日間が最も妊娠しやすい時期で、1度しかありません。
さらに、卵子は元々女性が持っている数が決まっているので、妊娠しない時はどうしても焦ってしまいがちです。
男性が何度も射精出来るチャンスがあっても、月に1度だけのタイミングを狙って・・・となると、プレッシャーになったりストレスになったりすることもあります。
実際、タイミングが合わない、あるいはタイミングが合っても妊娠しないこともあると思います。
それでもおおらかな気持ちでいましょう。
あとは排卵日付近だけでなく、日頃から夫婦仲を良好にしておき、女性の体の仕組みもしっかりと理解してもらっておくことも大切です。
妊娠の確率を上げるにはタイミングが重要というのは何度も言ってきましたが、それよりも夫婦のお互いの気持ちが大切です(^-^*)/
健康な夫婦でも妊娠する確率は意外に高くない
とはいえ、良好な夫婦関係が妊娠につながるとは限らないのも事実です。
実際、妊娠する確率というのは健康で若い男女が排卵日を狙っても、自然妊娠の確率は約20~25%程度だと言われています。
そう、意外に低いのです。
妊娠する確率をあげるには、精子が元気な状態で卵子と出会わなくてはいけません。
多くの精子が卵子に届くまでに死滅してしまいます。
精子の運動量が少ない、頚管粘液の量が少ない、粘りが強い、ということが原因でなかなか妊娠しないということも考えられます。